50を過ぎたら歳を取るのが やたらと早く感じる。
鏡を見れば 年相応に老けて見えるが、頭の中は子供の時のままだ。
いつまでも親に育てられている気持ちのままでいる。
親に寄生し 楽だった頃の自分に戻りたい願望からだろうか。
今は自分が親で 子を養う立場なのにだ。
親になった今だから分かる。
自分の親だって 大変だったはずだ。
自分はちっぽけで幼稚だ。
こんなに生きてきたのに 何も身になっていない。
無駄に過ごし 中身のない人間に仕上がってしまった。
最近特に思うんだ。
大人になるっていうのは、自分が背負うべきものや 責任もどんどん増えていって、本当に大変な事だ。
ただ歳を重ねて行けば、誰でも簡単に大人になれる訳じゃない。
何をどうするべきか、何が正しくて何が間違っているのか。
どうすれば良かったのか。
どう生きるのが正解だったのか。
判断に苦しむ時も、選ばなければならない。
今までどうやって乗り越えて来たのだろう。
ただ耐えたんだ。
誰に相談したとしても、自分の決定を尊重した。
これからどんな未来が待っているのか。
老後の楽しみを見つけておくべきだったのに、無計画のまま ただ歳だけをとった。
やり残したことはないのか。
しっかり歩けるうちに、やりたい事をやるんだ。
おそらく完璧な状態は 一生来ない。
準備が整うまで待つな、まずはスタートを切れ。
たとえ準備が不十分でも、思い切って飛び込むんだ。
人生を後悔しないように。
人生なんて あっという間に終わってしまうのだから。