熟年離婚 奮闘記 「第7話 離婚のメリットデメリット」

離婚編

離婚して良かったこと

・精神的に楽
・ストレスが減った
・自分が望む選択ができる
・身体的不調が解消
・抑圧や束縛からの解放
・子供に夫婦喧嘩を見せなくて済む
・義父母との関係解消

離婚して悪かったこと

・生活水準を下げなければならない
・金銭面は楽ではない
・子供が片親になること
・子供にいらぬ苦労をかける
・周囲の目がきになる
・将来の不安
・寂しさを感じる時がある

結論からいうと、8:2の割合で離婚して良かったと思っています。

離婚して悪かった点は、経済的な問題でしょうか。

ひとりの収入でやりくりするので当然ですが、離婚後しばらくは金銭面が厳しかったです。

住居費や光熱費など固定費だけでもかなりの出費で、食費などは一番高くつきます。

なので自分に使えるお金は無いに等しい。

やりくりが厳しいと感じた時などは、離婚前の共働きの頃を思い出し、贅沢ができていた事に感謝してみたりする。

離婚して幸せになれるかというと、必ずしもそうとは言えないという事です。

離婚前と後とでは、同じ苦痛でも違うものになってしまう。

離婚前=精神的苦痛

離婚後=経済的苦痛

これまでの二人で過ごしてきた思い出や、子供が産まれてからの家族での思い出が数え切れない程あります。

嫌なことばかりでは無く、良い思い出も沢山あります。

家族全員が仲良しでいた頃に戻り、やり直す事が出来たらと思う時もあります。

子供のためにはそうする事が良いのかもしれないと考えたりもしました。

未練がましいと思われるかもしれないが、決して寄りを戻したいという事ではない。

元夫に対して愛情があるわけでもない。

ただ憎んではいない、むしろ感謝している。

一度壊れてしまった夫婦の関係を修復するのはとても難しいことです。

かりに修復できたとしても、きっとまた同じことの繰り返しになるのだと思います。

同じことの繰り返しなら、いっそのこと思い切って離れてしまう方が良い。

離婚して良かった私の本心をもう少し加えると、以下のような事が離婚して一番精神的に楽になった理由です。

・夫婦生活がなくなり平和
・事件に発展していたかもしれない

もし離婚していなかったら、どうなっていただろうか?

高い確率で良くない事が起こっていた。

喧嘩がエスカレートし命を落とす事になっていたかもしれない。

少なくとも私たち元夫婦の場合、こうなってもおかしくないところまで追い詰められていましたから。

そんな不幸が起こらなくて済んだのだと思うと、離婚に踏み切って良かったと思うのです。

もとは互いに無いものをもつ相手に惹かれあい、愛し合い子供を授かり、人生の一部を共にした相手。

それなのに最後は憎しみ合い別れるなんて、なんとも言えない複雑な気持ちです。

「価値観の違う者は惹かれ合い、最後は憎しみ合う」

そんな事を耳にした事がありましたがかそや、思わず納得してしまいました。

・精神的、肉体的なDVを受けている
・喧嘩が絶えず日常生活に支障がある
・話しかけても無視される

このような夫婦は離婚を前向きに考えても良いのではないかと思います。

なぜなら、これはなかなか治せるものではないからです。

被害を受ける側は、ストレスが溜まりいずれは病気になる可能性があります。

・無駄な結婚生活なら早めに見切りをつける
・「子供のため」という言葉に惑わされない

若ければ新しい人生のやり直しがききます。

不仲な両親で辛い思いをしている子供にとっては、親の離婚を望む子もいるのです。

我が子二人は、ずっと離婚を望んでいました。

子供たちも辛かったようです。

ですが、離婚に踏み切るには様々な制約がありますので、そう簡単にはいかないものです。

離婚を考えている方へ

思いつきに行動するのではなく、

しっかりと準備をして、

決して後悔の無いように。

決して悪いことばかりではありませんから。

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